「プラモデルが好き」と言うと、「え?なんか気持ち悪くない?」なんて言われたことがある人…いませんか?
特にガンプラなどのキャラクター系のプラモデルを作るのが趣味だと、そういう目で見られてしまうことがあるんですよね~
でも本当は、プラモデルってすごく頭を使うし手も動かすから、むしろ健康的でクリエイティブな趣味なんです。
この記事では、なぜガンプラやプラモデルに夢中になる人が多いのか、そしてなぜ『気持ち悪い』と言われてしまうのかをわかりやすく解説します。
大人にも子どもにも人気の理由がちゃんとあるんですよ。
プラモデルが『気持ち悪い』と思われてしまう理由


ちょっと聞いてよ!
どうしたの?


この前、同級生の女の子に
「プラモデル作ってる人って気持ち悪い」
って言われたんだけど…
それはひどいね~

ネットでよく聞くこの話…
何でそんなこと言うのかな~って思ったので、ちょっと調べてみました。
【オタク趣味】としての誤解
プラモデルの趣味を[オタクっぽい]とか[子どもっぽい]と思っている人は意外と多いです。
たとえば、
いい年しておもちゃで遊んでるの?
なんて言われることもあります。でもそれって、プラモデルのことをよく知らない人が言ってるだけなんですよね。
実は、プラモデルは細かいパーツをていねいに組み立てたり、自分だけのアレンジをしたりする、すごく頭と手を使う趣味です。ただの遊びじゃなくて、作品を作るような感覚ですね。
そもそも、オタク文化が浸透した令和の時代に、オタクだから気持ち悪いってナンセンスですよね~
SNSなどで広まるマイナスなイメージ
SNSやテレビなどで、極端な例が話題になることがあります。
たとえば「部屋中ガンプラでいっぱい」とか「給料を全部ガンプラにつぎこんでいる人」など。でもそれは本当にごく一部の話で、ほとんどの人は普通に趣味として静かに楽しんでいる人の方が多いんです。知恵袋では、
バカなの?大人がやるようなことなのか?
と何基準の話だかわからない発言をする人や、一部の極端な人のイメージで、その趣味を楽しむ全員が同じだと思っている人もいますよね。
ガンプラじゃなくても、撮り鉄でマナーの悪い一部の人がニュースになったり、アイドルグッズに大金をつぎ込んだりなんていう話も聞きますが、このようなどんな趣味でもある話を真に受けちゃう方のほうが問題なんじゃないかって気がします。
少なくとも、理解のない人と関わるのはストレスですし、お互いを尊重して理解してくれる人を見つけることで、より楽しいガンプラライフを送れますよ!
細かい作業へのこだわりが理解されにくい
プラモデルの魅力は、「ここはこの色にしたい」「このパーツの位置を少しずらしたい」といった、こだわりを楽しむところにあります。
でも、興味のない人から見ると、「そんなに細かいこと、どうでもいいじゃん」と思われがちなんです。
でもその「細かいこと」を「どうにかしたい」と感じるのがプラモデルの世界。がんばってやった結果、パーツがピッタリはまったときの達成感や、自分の思い描いた作品が完成したときの嬉しさや感動は、こだわりをやり切った人にしかわからない喜びなんですよね。
ガンプラが大人にも子どもにも人気の理由


いろいろ言う人もいるけど、ガンプラ好きな人は多いよね
ガンダムシリーズは、45年も続いてるアニメだからね~
親子三代ガンダム好きっていう人もいるから、人気も幅広いよ

ガンダム人気もありますが、プラモデルという趣味自体にもみんなが好きになっちゃう要因があります。
それぞれ解説しますね。
想像力と集中力を育てる最高のホビー
ガンプラを作るには、まず説明書をよく読んで、小さなパーツを順番通りに組み立てていくといった感じで進めていきます。最初はむずかしいかもしれませんが、慣れてくるとだんだん集中できるようになるんですよ。
「このパーツはここ?」「この色に塗ったらどうなる?」なんて考えながら作ることで、想像力もどんどんアップしていきます。
そして、いろいろ考えているうちに、気づけば何時間も夢中になっていることも。
この夢中になるってところが、子どもにとっては学びになり、大人にとっては無心になってリラックスできる時間になるんですね。
たとえば、こんな事したりします
合わせ目消しをするために接着したあと、塗装がしやすいようにパーツの後ハメ加工をします。そんなとき、
どこを切ったらどう残るか?
どうしたら後から組めるか?
なんてことをいろいろ考えながら、いちばん良い方法を探るんです。

ペーネロペーのコンポジット・ウェポン・ユニットを後ハメ加工しようと考えた場合、青いパーツをどこでバラしたらいいかと…

結果、このような形で切り刻み、後ハメ加工成功!
こうなるまでに、想像力や空間認知能力をフル回転させて、いろいろ考えることが脳の活性化なんですよ。
親子で一緒に楽しめるコミュニケーションツール
親子で一緒にガンプラを作ると、自然と会話が増えるんです。「これどうやってはめるの?」「うまくできたね!」など、スマホゲームでは味わえないリアルなふれあいができるんですよね。
一緒に作ったガンプラを棚に飾って、「次はどのモビルスーツにしようか?」と話すだけで、とてもあたたかく楽しい時間が流れます。
親子の関係を深める良いきっかけになりますよ。
自分だけのカスタマイズで創造の世界が広がる
ガンプラの楽しみは、説明書通りに組むだけではないんですよね。
好きにカラーチェンジしたり、違うシリーズのパーツを組み合わせて【オリジナル機体】を作ったりと、自由な発想で楽しめます。
たとえば、「赤いガンダムが作りたい!」と思ったら、自分で筆やエアブラシを使って塗ればいいんです。
それをSNSにアップして、他の人からコメントや「いいね!」をもらえると嬉しいし、やる気もアップしちゃいます!
ガンプラは自由だ!とよく言われるのですが、ガンプラ作りに決まりはないので、おもいっきり想像して創造してみるのがおススメです。
ガンプラ塗装やカスタマイズの記事はこちらでもご紹介しています
ガンプラがつなぐ人と人、文化の広がり


ガンプラって、世界規模の人気なんで、たくさんの人と繋がるチャンスはあるよね
ネット社会になってからより身近になったね
いろんな分野で交流がされているみたいだよ

ガンプラ人気のおかげで、世界中の人々が繋がり、楽しんでいますよ。
世界中にファンがいる日本生まれのホビー
ガンプラは日本で生まれましたが、今では世界中で楽しまれています。アジア、ヨーロッパ、アメリカなど、海外のイベントでもたくさんの人が集まり、自分の作品をSNSなどでも発表していますよね。
以前にアメリカの方と知り合ったんですが、「このガンプラのここがかっこいいよね」と話せたとき、「言葉が違っても好きな気持ちは同じだな」と感じました。ガンプラは、国や文化の壁をこえて人と人をつなげてくれる力を持っています。
世界大会や動画配信で新しい楽しみ方が広がっている
ガンプラにはバンダイが主催するガンプラビルダーズワールドカップ【GBWC】という世界大会があります。自分の作品を出して、世界中の人と競うことができるんです。しかも、かなりハイレベルな大会なので、優勝する作品は驚く仕上がりなんですよね。
YouTubeでは、ガンプラを作っている動画がたくさんあって、いろんな作り方を学べるだけでなく、共通の趣味仲間ができる楽しさもあるんですよね。
たとえば、「この塗装テクニックすごい!」とか、「このアイデアやってみたいな!」といった刺激がいっぱいで、画像だけでは分かりづらいことを知ることができて、自分のスキルアップにもつながるんですよ。
ガンプラも投資?価値のあるプラモデル
最近では、かつてのような手軽さでガンプラが買えなくなっています。
コロナ前までは、大型電気店や模型店にたくさんのガンプラが並んでいたものですが、今では数えるほどしか置いていないなんてこともしばしば…入手困難さから、キット自体にプレミアがつくことがあるくらい。それを狙った転売ヤーの買い占めはホント煩わしいです。
そんな不足しているガンプラは、作って楽しんだ後の中古品でもメルカリなどで人気があるんですよね。
新品だけではなく、制作済みのプラモデルがこれだけ売れるのはガンプラぐらいですよ。
それだけの価値があるガンプラだから、ちょっとしたお小遣いを稼ぐこともできちゃうんです。たとえ壊れていても、ごみにするのはもったいない!
もはやガンプラ投資ですね。
ガンプラについての記事はこちらでもご紹介しています
まとめ:プラモデルは「気持ち悪い」どころか、誇りにすべきすばらしい趣味

『プラモデルが趣味』と聞いて、気持ち悪いと思う人も少なからずいるかもしれません。でも、実際にはたくさんの人がプラモデルを通じて楽しい時間を過ごし、成長し、人とつながっています。
想像力を育て、手を動かし、作品を完成させる喜び。
そして、家族や友だちと共有できるあたたかい時間。
ガンプラやプラモデルには、そんなすばらしい力があります。
自分の《好き》を大事にしていいんです。
他の人がどう思うかより、自分が楽しめることの方が大切。
理解できない人はほっておいて、理解してくれる人と出会って、これからもプラモデル文化を一緒に広げていきましょう!
それでは、
Let's enjoy Gunpla more!
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“いさきち”が作成した完成品をたまにヤフオク出品しているときがありますよ~
良かったらのぞいてみてくださいね。