モノアイは、ジオン系モビルスーツ(MS)にとって”Theジオン”とも言える特徴的なデザインであります。
だからこそ、ここを改造するだけで機体の雰囲気がガラッと変わるんですよね。
モノアイにちょっと手を加えるだけで、リアル感をアップさせたり、自分だけのオリジナル感を出せたりします。
今回はLEDを使わずにモノアイをカスタマイズする方法を紹介します!
LED仕込むのはハードル高いなぁ…
もっと簡単で手軽にカッコよくしたい!
そんなあなたに、すぐ試せるアイデアとカスタム作例をお届けしますね。
ガンプラモノアイ改造の基本と作業の流れ


ジオン系MSと言えば、やっぱモノアイでしょ?
そうだね!
だけど、モノアイってそもそも何なんだろう?

ザクやグフなどジオン系MS(モビルスーツ)をカスタマイズするなら、【モノアイ】の改造は外せないポイント。
連邦軍で言う【ひとつ目】MSは、モノアイに手を加えるだけで一気に雰囲気が変わるんですよ。
そんなわけで、モノアイ改造の基本知識や必要なパーツ・工具、そして失敗しない改造手順をくわしく解説しますね。
モノアイ改造を始める前に知っておきたい基本知識
モノアイを改造しようと思ったら、モノアイってなに?をちょっと考えてみるのがオススメ。
モノアイの構造や動き方を知ると、どこが改造ポイントなのか?が分かるようになり、よりリアルな仕上がりのヒントになります。
モノアイとは?
モノアイとは、単眼カメラアイを持つモビルスーツ(MS)の目のことです。ジオン系MSによく見られるもので、カメラアイがレールの上をスライドする仕組みになっていることが多いですね。
このカメラがスリットの中で光っているので、黒い中にピンクの光がボワっと見えるわけなんです。
たとえば、【ザク】や【グフ】のようなMSは、頭部の中にモノアイがあって、横方向に動くデザインになっています。一方で、【ジオング】や【アッガイ】のような機体は、横方向のみならず、上や真後ろまで動き、より広く可動するMSもあります。
ガンプラでモノアイをどう表現するか?
ガンプラでモノアイを表現するには、いくつかの方法があります。
クリアパーツの透明さを活かして、光を反射させることでリアルな見た目を再現する。waveのHアイズが定番!
LEDを組み込んで、発光ギミックを追加。最近では、極小で、簡単に使えるパーツも増えましたが、改造の中でも上級者向け
市販されているクリアレジンを盛り、表面張力を活かして半円のパーツを作る方法。ブラ製やメタルパーツ製の丸ノズルの中にレジンを流すことで、カメラレンズのような表現もできる。
モノアイに可動ギミックを組み込むなら?
モノアイを改造するなら、可動するギミックを組み込むとメカニカルな仕上がりになります。プロモデラーもやっている、代表的な方法をご紹介しますね。
自由に可動させるためにボールジョイントを組み込む。ドムやギャンに使える。
ネオジム磁石を利用して、着脱や可動をスムーズにする方法。どんなタイプでもいけるが、モノアイ部分が大きいズゴックなどの水陸両用MSで使いやすい。
これは揃えたい!モノアイ改造におすすめの工具&パーツ
モノアイ改造をするには、基本的な工具や専用のパーツを準備すると、より簡単に改造することができます。
ここでは、初めてでも揃えやすいアイテムをご紹介!
モノアイ改造に揃えたい工具
ピンバイス | モノアイパーツをセットするための穴を開ける![]() ![]() |
デザインナイフ | 細かい部分の調整やプラパーツの切削に使用![]() |
ヤスリ(紙やすり・金属やすり) | 表面処理を行い、改造後の見た目を整える![]() ![]() |
ピンセット | 小さなパーツを扱う際に必須![]() |
瞬間接着剤やエポキシ接着剤 | パーツの固定に使用。強度が必要な場合はエポキシ系を推奨![]() |
モノアイを再現するならこのパーツ・材料
Hアイズなどのクリアパーツ | 透明なパーツを活かして光を反射させ、リアルな仕上がりを目指す![]() |
メタルテープ | クリアパーツの裏に貼って、光を反射させるためのもの![]() ![]() |
メタルパーツ | モノアイのカメラを再現するとき、金属製のパーツを使うと、シャープでメカニカル感アップ![]() |
LEDユニット | 発光ギミックを加えるためのアイテム。配線と電池ボックスも必要 |
ネオジム磁石 | モノアイを自由に可動させる改造をするために必要なアイテム![]() |
塗装と仕上げのための道具
エアブラシまたは筆 | モノアイを塗装するために使用 たとえば、エアブラシでのベタ塗りやグラデーション塗装、筆塗りでハイライトを入れたりするときに使う ![]() |
クリア塗料(光沢・蛍光) | クリアパーツをクリアピンクで塗装したり、UVライトで発光する、蛍光塗料を使った効果を狙うのもあり![]() |
スミ入れペンやスミ入れ塗料 | 精密なモノアイカメラを再現したときに、スミ入れしてディテールを際立たせる効果がある![]() ![]() |
失敗しないモノアイ改造の手順とポイント
いよいよモノアイ改造をやっていきます!ここでは、基本的な流れとポイントを紹介します。
- 事前準備とパーツの確認
まずは、モノアイの改造に必要なパーツや工具をそろえておくと、スムーズに作業を始めることができます。
また、十分な作業スペースを確保しておくのも大切ですよ。改造って、意外といろんな工具も使うし、切ったり削ったりすると汚れるものです。
特に、塗装や接着が必要な場合は、しっかり乾燥できるスペースも準備しておくといいですね。
ポイント
・設計図を描いたり、どんな改造をするかイメージしておくと、どんなパーツを準備すればいいか分かる
・その改造に必要な工具を準備しておき、すぐ使えるように整理しておくとスムーズにすすめられる - モノアイ部分の下準備
カスタマイズに合わせた下準備をしていきます。
元のモノアイディテールを削ったり、ピンバイスで穴を開けたりして、モノアイ取付の準備をしておきます。
ポイント
・モノアイ可動キットなら、その部分だけ外して加工しやすいようにする
・デカールなどのモノアイ表現なら、貼り付け表面をヤスリでツルツルにしておくのがいい - 新しいモノアイの取り付け
シールやデカールなら、そのまま表面に貼り付け。
Hアイズやメタルパーツを使って埋め込む場合は、フィットするサイズに加工して取り付けます。 - LEDや磁石の組み込み(必要な場合)
ピンバイスで開けた穴に、配線を引き込んでLEDを組み込んだり、磁石を埋め込みます。 - 組み立て&仕上げ
最後に、取り付けたモノアイの位置を微調整したり、全体を組み立てキレイに収まるように仕上げていきます。
仕上げのポイント
・正面から見て、モノアイがベストな位置にあるかを確認して、カッコよく見える位置に調整する
・モノアイ表面をクリア塗料で塗装し、輝きアップ!
・余分な接着剤がはみ出していないか確認する(接着にはふき取りができる【水性接着剤】がおすすめ)
・モノアイ可動を組み込んだ場合は、他のパーツに当たらないか?可動部分がスムーズに動くか?をチェックする
手軽にできるガンプラモノアイのカスタマイズ方法


モノアイを改造するのがインパクト抜群で、ディテールアップ効果もあるんだね!
僕もやってみようかな
でも、初めてやるんだから、簡単にできることからやってみたいよね~
どんなカスタム方法があるのかな?

モノアイ改造にはいろんなアプローチがありますが、まずは【手軽だけど効果バツグン】な方法がオススメ!
モノアイ改造の主な方法
モノアイ改造にはいくつかの方法があります。初心者向けから上級者向けまで、自分のスキルや目指す仕上がりに合わせて選ぶといいですよ。
シールやデカールを使う(初心者向け)
キット付属のシールよりも、ガンダムデカールなどのアフターパーツを貼ると、簡単にイメージチェンジ!
蛍光カラーのシールやグラデーションの入ったデカールもいいですね。


クリアパーツやレンズパーツを使用(中級者向け)
透明感のあるパーツを組み合わせると、立体感のあるモノアイに。
クリアパーツの裏にメタリックシールを貼れば、キラッとした感じを演出できますよ。
LEDを組み込む(上級者向け)
配線やスイッチの仕込みが必要なので、加工スキルも必要になり、手軽にやるにはちょっとハードル高いかもしれませんね。
でも、光るモノアイはやっぱりかっこいい!
市販パーツを使ってリアルなモノアイに
手っ取り早くモノアイをカッコよくするなら、市販のディテールアップパーツを使うのがベスト!簡単にクオリティがグッと上がります。
- Hアイズを使用する
クリアレンズパーツの【Hアイズ】を貼り付けるだけで、一気に 光沢感と立体感 がプラスされます。
クリアレッドやクリアグリーンなら、塗装しなくてもよりモノアイらしい雰囲気に! - メタリックシールでキラッと光らせる
ピンクや赤のメタリックシールをモノアイ部分に貼るだけで、光が当たると反射してキラッと輝くリアルな仕上がりに。
細かい部分ですが、こういうのが「おっ!」っと思わせるんですよね。 - メタルパーツで超リアルに
モノアイはカメラの光ということで、「そのカメラを再現したい!」というときは、モノアイ部分に金属製のパーツを組み込むのもアリ!
メタルパーツはプラ製よりもエッジが効いているので、まるで本物のカメラ機器のように仕上がりますよ。
市販パーツはガンプラ用として売られているものもたくさんあるので、まずは気軽にチャレンジしてみるのがおすすめですね!
モノアイの塗装&表現テクニック
モノアイ部分を塗装すると、MSの表情がガラッと変わるのがガンプラ塗装の面白いところです。
- スミ入れで奥行きを出す
カメラアイ周辺の溝にスミ入れすると、ディテールがクッキリして、立体感がグッと増すのでおすすめです!
細かい部分だけど、これだけで表情が引き締まりますよ。 - 光沢クリアや蛍光塗料でモノアイを再現
Hアイズなどのクリアレンズ部品にクリアカラーや蛍光塗料を塗ることで、光を反射するレンズ風の仕上がりに。
蛍光塗料はブラックライトを当てると、モノアイがボワっと浮かび上がり、それは本当に光っているように見えるのです。 - レンズ裏の塗装でイメージを変える
ラピーなどのメタリックテープで、光を反射させて光っているように見せることが多いですが、レンズ裏にシルバーやホワイトを塗装するのも、
またひと味違ったイメージとなります。
光を拾わなくても、モノアイが明るく見え、さらにハイライトを入れると光っている風になりますよ。
こうしたちょっとした工夫で、モノアイの表現力がグッとアップします!
実際のモノアイ改造作例(HG版):機体ごとの特徴を活かす


モノアイといっても、いろんな形があるんだよな~
製作例を見れば参考になるんじゃない?

ここからは「実際にこんなカスタムをしたら、こんな感じになった!」という具体例を紹介します!
HGUC ザク




【ザク】の代名詞をより強調する
ザクIIのモノアイ改造で、『よりリアルな雰囲気を演出』 した作例です。
単純な形なので、ちょっとした改造で、一気に完成度が上がるのがザクIIの魅力!
HGUC ドム



【ドム】らしい動きを再現させたい
【ドム】の特徴でもある、十字型のモノアイスリットに対応させた改造をしました。
上下左右のモノアイ可動をリアルに再現して、独自の動きを楽しんでみるのが良き。
HGUC ズゴックE・ハイゴッグ


【ズゴックE】【ハイゴッグ】のヘッド形状に対応したモノアイの作りかたを考えてみる
ズゴックなどの水陸両用MSは、頭部と胴体が一体化しているものが多いので、モノアイもひと工夫してみました。
モノアイレンズとしてではなく、モノアイの光を再現する方法もありますし、無理やり動かす必要もないので、モノアイを大きめにして思いっきりアピールするのもアリですね。
HGUC サザビー


【サザビー】の小型レンズをグリーンモノアイでリアルに作る
サザビーの小型モノアイをより精密で迫力あるものに改造した作例です。
サザビーは、大型ボディのわりに、顔が小さく、モノアイも小型なので、ワンポイントに精密感を出していきたいところですね。
まとめ:モノアイ改造でガンプラの魅力をアップ

モノアイ改造は、[ちょっとの工夫でガンプラの印象を大きく変えられる]カスタマイズのひとつです。
・市販パーツでカスタマイズすれば、手軽にリアルなモノアイが再現できる
・クリアレジンを使えば、完全オリジナルのモノアイも作れる
・スミ入れや塗装の工夫だけでもリアリティが増す
ぜひ今回の事例を参考に 「自分だけのモノアイ」 を作ってみてください。
あなたのガンプラが、驚くほどグレードアップすること間違いなしですよ!
それでは、
Let's enjoy Gunpla more!
ヤフオク出品もやってます!
“いさきち”が作成した完成品をたまにヤフオク出品しているときがありますよ~
良かったらのぞいてみてくださいね。