ガンプラを作っているあなたは、ミキシングという言葉を聞いたことはありませんか?
ガンプラキットは、ガンダムに登場するMSなどの兵器など、立体化したものですよね。
作品に出てくる主役機やライバル機が一般販売されているわけですが、素組みでもカッコいい作品となります。
では、ミキシングで作る必要があるものってなんでしょう?
この記事では、ガンプラミキシングをやってみようと思っているあなたに、どのように進めていけば思うような作品を作ることができるのか?を基本的な部分からお伝えします。
あなたはどの作品のどのメカを作ってみたいですか?
本記事でご紹介する方法で、作ってみたかったあの機体を手に入れられること間違いなし!ですよ。
ガンプラミキシングの基本とカスタムの始め方
ガンプラミキシングするってどういうこと?
初めてやるならそうなりますよね…
先ずはミキシングとはなんぞや?を解説しますね。
また、
ガンプラミキシングって、どんないいことがあるのか?
ミキシング方法って、どんなやり方があるのか?
をご紹介します。
ミキシング…楽しみだね!
ガンプラミキシングとは?
ミキシングとは… 調べてみますと、
と、なっています。
2つ以上のものをあわせることをミキシングと呼ぶのですね。
なので、ガンプラミキシングとは、
2つ以上のガンプラを混ぜ合わせて作る
と、いうことになります。
ミキシング方法のアレコレ
ガンプラ制作で、ミキシングといったらこのようなものがあります。
ガンプラミキシング方法
- 同系キットの無改造で交換できるものを変えてみる(バリエーション機制作)
- 旧キットと新フォーマットのキットの組み合わせ
- 様々なものを合わせた、全くのオリジナルの機体制作
それでは、詳しくご説明しますね。
【無改造でパーツ交換する】
簡単で手軽なのに、結構効果があるミキシングであるパーツ交換。
頭や脚・腕、バックパックや武器など、組み合わせを変えることで別機体にすることができます。
例えば、Zガンダムの頭をザクに変えて【Zザク】とか、08小隊に登場する陸戦型ガンダムの頭をジムにして【ジムヘッド】といったように、 頭を変えるだけで別の機体にできます。
また、別のキットに付属していたあの武器を持たせる、といった武器の交換も立派なミキシングとなります。
腕や脚は3㎜穴やボールジョイントが同サイズならば、もっとも簡単にミキシングできますね。
【旧キットとのミキシング】
ガンプラには70~90年代に発売されていた、いわゆる旧キットというものがあります。
旧キットは古いだけあって、現在のガンプラフォーマットとはかなり違ったフォルムなんですね。
これはこれで昔懐かしのキットでいいのですが、中には旧キットでしか発売されていないキットもあり、これを最近のフォーマットで再現したいと思ってしまうのがモデラーというもの。
“いさきち”もそんなひとりです。
旧キットとのミキシングとなると、大きな改修作業が必要で、お手軽とはいかないのですが、ミキシングを楽しむ方法のひとつになります。
【オリジナルMSをミキシングで作る】
ひとくちにガンプラと言っても、宇宙世紀だけではなく、それぞれ違うガンダム世界がありますよね。
でも、ガンプラの規格は同じなので、違う世界の機体でも、同じ3㎜穴なら接続できるので、いろいろ組み合わせて、オレ流オリジナル機体を作っている方を多く見かけます。
機体コンセプトを考えて作られているものもあれば、ただカッコいいからと組み合わせて、結果として実際カッコよくなってしまうパターンもありますよね。
ガンプラは自由なので、これでOKなんです。
これもミキシングならではの楽しみ方ですね。
ガンプラミキシングを始めるメリット
ガンプラをミキシングで作るメリットは…
!メリット
- 古いキットをハイディテールにできる
- 販売されていない機体を作れる
- 自分で考えたオリジナル機体を楽しめる
以上のような感じですね。
ガンプラは同じ機体のキットでも、リニューアル版やバリエーション機が発売されるので、その新しいキットのパーツが使えます。
そういったパーツを組み合わせることで、ハイディテールにできたり未発売の機体さえも作ることができるんです。
さらには、オリジナリティあふれる機体も作れてしまうのもミキシングのメリットですね。
パーツミキシングを成功させるための準備
ミキシングをするには、いったいどんなことをしておけば、うまく作ることができるのでしょうか?
成功へのカギは、準備にちょっと手間をかけるということ。
段取り八分っていうからね
これをやっておけば、思った通りのミキシングができるよ
まずはどんな機体に挑戦するかを考えてみる
最初に、どんな機体を作ってみようかな?と考えてみるといいですね。
あの作品に出ていた専用機を作ってみたい!
あの機体にあの武器を持たせたらカッコいいな!
そんなことを思いながら、どこにどんなパーツが使えそうかも考えてみます。
意外と簡単に再現できる方法が見つかったりしますよ。
改修や組み換えをするための道具とは?
制作プランがなんとなく決まったら、その作業をするのに必要な道具も考えてみます。
同サイズのボールジョイントや接続穴ならば道具は必要ありませんが、改修をするなら道具は必要です。
改修のレベルによっては、たくさんの道具が必要ですが、ここではこれはあった方がいい!と感じた道具をお伝えしますね。
ガンプラ制作に付きもののニッパーです。
改修・改造の場合は、ゲートより太い・厚いパーツを切ることが多いので、刃の強度が高いものか使い古し、低価格の壊れてもいいものを用意したほうがいいですね。
ざっくり形を出すのに使います。
こちらもお馴染みの道具ではありますが、細かい部分を整えたり、ミキシングパーツの形を合わせる加工にも使います。
ニッパー・カッターで加工したパーツをきれいに整えるのがヤスリです。
一般的なペーパーヤスリに加え、曲面用にスポンジヤスリもあると便利ですね。
ガンプラを作るのに使うことがない接着剤ですが、改修ミキシングするには絶対に必要です。
ミキシングでは、キットに入っていないパーツを強引に付けたりしますし、いろいろ組み合わせて作ることも多いので接着剤はマストですね。
接着剤の種類もいろいろありますが、強度が欲しければプラモ用がいいし、短時間で接着させたいなら瞬間接着剤が使いやすいです。
細かく言えば、もっとありますが、以上の4つがあれば、快適にミキシングを楽しむことができますよ。
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“いさきち”はこちらの替刃買いました。もう買わなくていいってくらいの数が取れます(笑)
シミュレーションと実際の加工
ミキシングをしたいと思ったとき、まずはどんなキットを使って、何を作るか考えますよね。
この場合、その作りたいと思ったガンプラを、どんな感じですすめるか?を考えるのがシミュレーションです。
目的のものを作るのに、どんなパーツが必要なのか?
どこに、どんな加工をするのか?
加工したパーツを付けたとき、思った通りの形・バランスになるか?
そんな感じにイメージしてみたり、必要ならば絵に描いたり、図面を作ったりしてシミュレーションしてみます。
こうやって、前もってシミュレーションしておくことで、行き当たりばったりのリスクである、無駄な作業や失敗を防ぐことができますよ。
そんなシミュレーションをした後に、実際に加工していくことをおすすめします。
こちらでニッパーやカッターのプレビューをご紹介しています
作業例で見るガンプラミキシングテクニック
ミキシングめっちゃやりたくなってきたぞ~
あなたもいろいろ試してみたいと思い始めたのではないですか?
それでは、実際に“いさきち”がやってみたガンプラミキシングを例に、どんなミキシング方法があるのかをお伝えしますね。
実例を見ると分かりやすいよ!
キット以外の武器を持たせてみる
まずはこんな作例から。
こちらのグフは外伝版のエース機です。
制作キットはHGUCリバイブグフですが、装備させている武器はドムのバズーカとグフ・カスタムの3連ガトリング&ヒートワイヤー。
バズーカは改造なしでそのまま持たせています。
ガトリングは接続部分の形状が違ったので、マグネット接続に改造しました。
ヒートワイヤーもそのままでは付かなかったので、接続部分を少し改修してあります。
このように武器を替えて、バリエーション機を作ることが割と簡単で、ミキシング初めとしては作りやすいほうですね。
ハンドや部分的なパーツを交換してみる
ハンドパーツやバーニアを、他のキットから流用してみるのもミキシングと呼ぶことができます。
初期のキットは、ハンドパーツもリアリさに欠けるシンプルなものが多かったのですが、中期頃のキットのハンドは結構細かくデティールが入ったものがあり、ハンドのサイズと接続部の規格が合っていれば、そのままミキシングしてハイディテール化するといいですよ。
最近のキットはコストの問題なのか、簡単な作りに戻っているような気もしますが…
また、バーニア類も同じですが、ハンドに比べると接続部分の形状がまちまちなことが多いので、ちょっと改修が必要なパターンもあります。
ここで“いさきち”の実例をご紹介!
こちらのジムの頭は、ジム・ナイトシーカーの使わなかった差し替えパーツです。
ゴーグルや耳のパーツはちょっと手を加えてありますが、頭自体はそのままつけることができます。
新旧パーツのミキシング例となりますね。
旧キットなどと組み合わせて作成してみる
ミキシングという意味では一番混ざっているのが、旧キットとのミキシングです。
旧キットをミキシングで作る理由は、何よりHG規格で発売されていないキットが手に入るからですね。
“いさきち”の実例をご紹介しますと、こちらのプロトタイプドムです。
このキットは、HGUCドムと旧キット1/144プロトタイプドムのミキシング制作したものです。
部分的に大掛かりな改造が必要でしたが、いい感じにミキシングできていませんか?
こちらは飛行試験型グフです。
HGUC(旧)グフと旧キット1/144飛行試験型グフのミキシング作品。
キット同士の形状は当然合いませんので、切ったり貼ったりで作り上げていくことになります。
こちらはガンダムZZやガンダムUCに登場したデザートザクです。
ミキシングしたのは、HGUCガルマ専用ザクⅡと旧キット1/144デザートザク。
このデザートザクもHGUCでのキット化はされておらず、作ってみたかった機体ですね。
UCでも使用されていたジェットスキーも履かせています。
こちらのジムキャノン(ホワイトディンゴ仕様)は、EGガンダムとHGUCジム、旧キット1/144ジムキャノンのミキシングになります。
使いたい部分を各キットからチョイスしながら組み上げていくんですね。
このように、欲しくても新フォーマットでは売っていない機体を作るという、MS好きなら思わず考えてしまうキットを作る楽しさ。
それが旧キットミキシングにはあります。
ハンドパーツの交換などの簡単なミキシングを解説しています
ミキシングで作りたい作品を探すコツ
ここまでミキシングをするための流れを解説してきましたが、
これを作ってみたい!
と思わせ、制作のきっかけになる機体を見つけるにはどんな方法があるのでしょうか?
確かに…何見れば見つかるんだろ?
お気に入りの機体を探すコツを教えちゃいます。
設定画からのインスピレーションを得る
各作品にはMSの設定画があります。
この設定画からどんな形なのか、どんな武器を装備しているのか、一般の機体とどこが違うのかなど、細かなディテールを観察しながら制作イメージを膨らますことができます。
設定画を見ると、汎用機と専用機の違うところがよくわかりますよ。
そこから、その形状にもっていくには、
どんなパーツがいるのか?
そのパーツはどのキットにあるのか?
無ければ、どんなものが代用できるか?
など、自分の手元にあるジャンクパーツやキットを見ながら想像してみるんですね。
好きなガンダムの設定画集などを参考にしてみてください。
貴重な内容だけに、なかなかのお値段なので、こちらからお得に購入してみては?
電子書籍ならスマホで確認できますね。
コミック・ゲームの機体からのインスピレーション
コミックやゲームは、いわゆるスピンオフ作品と呼ばれる、外伝物や番外編が描かれます。
そこで見かける機体には、本編では未登場のものや、作品オリジナルの機体が多数あり、「へぇ~!こんな機体があるんだぁ~」と、思うこともよくありますよね。
そういった中に作ってみたい機体があるものです。
全くオリジナルで、ほぼ新機体みたいなものもありますが、一部のパーツがグレードアップしていたり、追加装備が付いているパータンもよくあり、こちらの場合はミキシングで作るチャンスですね。
コミックでは、機体のいろんな角度の画を参考に、ゲームでは、スクショやポーズしたりして、よくよく観察してみます。
あなたも好きなあの機体のキットにないバージョンを作ってみたくないですか?
ガンダムにはいろんなスピンオフ作品がでていますので、探してみると作ってみたい機体がきっと見つかりますよ。
コミックの中でのみ見られるMSもあります。
コミックレンタルなら制作の参考にじっくり見れますよ。
ゲームのスクショするなら、こんな方法もあるんです。
アニメなどの動画からのインスピレーション
ファーストガンダムから始まるガンダムの世界ですが、そんなアニメの中からもインスピレーションが得られます。
ガンプラアニメも映画や動画配信、近頃ではゲームのストーリーに新作アニメが入っていたりもしますよね。
そんな動画の中でだけ見られる機体もあったりします。
例えば、映画【ククルス・ドアンの島】の中に登場する[シャア専用高機動型ザクⅡ]は、2024年7月現在ではキット化されていませんが、この機体を見た瞬間、あなたはこう思いませんでしたか?
高機動型ザクの脚・バックパックと、オリジン版シャアザクでミキシングすればできるのでは?
と…
まさに、これは簡単なミキシングで作れる機体ですよね。
全塗装やマーキングが必要ですが、ガンダムデカールでほぼ再現できるので、それほどハードルは高くありません。
また、外伝で登場するMSも意外と武器の交換と色替えでできることがありますので、細かくチェックするといろいろ発見できますよ。
ガンダムUCなんかだと、ジオン残党軍や連邦守備隊のMSがいろんなバリエーションで出てきますので、こちらも要チェックです!
ガンダム動画配信はこちらから体験してみては?
ガンダム作品を見直して、新たな発見しましょう!
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ガンプラミキシングに挑戦!パーツフィッティングのコツと基礎ガイドまとめ
今回はミキシング制作についてご紹介しました。
まとめ
- ガンプラミキシングとは、2つ以上のものを合わせて作る方法
- ミキシングするメリットは、キットのアップデートや未発売のキットを作れる
- イメージと道具の準備、どんな風に進めるかをシミュレーションするのが成功のカギ
- ミキシングテクニックはひとつだけではない
- 動画・コミック・ゲームなどを参考にしてみると、作りたいMSが見つかる
キットを素組みでいろんなポージングで遊んでみたり、全塗装して飾ったり、キットそのままでも楽しめます。
でも、何か物足りなくなってきたり、作ってみたいけどキット化されていなかったりしていたら、ステップアップでミキシングを楽しんでみませんか?
ちょっとしたポイントを抑えるだけで、あなたのミキシング作成はグッと成功に近づきますよ。
他人とは違うキットを作れれば、満足感と達成感を得られること間違いなし!
ぜひチャレンジしてみてください。
Let's enjoy Gunpla more!
ガンプラは作ることに醍醐味がありますが、さまざまな理由で作ることができない
という方もいらっしゃいます。
でもガンプラはカッコよくて好き!!
飾って眺めながらお酒を飲みたいよ!!
そんなご要望にお応えしたくてガンプラ制作代行を始めました。
お任せ制作からご希望のオリジナルガンプラまで可能な限りご対応させていただきます。
お気軽にお問合せください。
ヤフオク出品もやってます!
“いさきち”が作成した完成品をたまにヤフオク出品しているときがありますよ~
良かったらのぞいてみてくださいね。