ガンプラは、ちょっと手間をかけるだけでとっても魅力的になるので、塗装にチャレンジしてみたいですよね。
でも、初めてのガンプラ塗装、いろいろ考えちゃいませんか?
初めてなんだから当然です。
しかし塗装って慣れなので、そんなに難しいことはありませんよ。
この記事では、初めてでも迷いなく、スムーズに塗装チャレンジするための情報をガンプラ塗装を始めるあなたにお伝えします。
いろんな方法と情報を知っていれば始めやすいもの。
ぜひ参考にしてみてください。
ガンプラ塗装を始める前に考えてみた
それではガンプラ塗装やってみましょう!
と、いきたいところですが、そもそも塗装をするのはなぜなんでしょう?
また、塗装するならどんな場所がいいのでしょう?
そんなちょっとした疑問を、始める前に考えてみました。
ガンプラを塗装するメリット
もなかキット(いわゆる旧キット)の真っ白なガンダムとか全ピンクのシャアザクを完璧に作るならば、塗装は絶対的に必要でしたよね。
イマドキのガンプラは、素組みそのままでも色分けがされているから、何が何でも必要という感じじゃないですが、それでも塗装する理由とは…
- 表現の幅が広がる
- キットの仕上がりレベルがかなり上がる
- 自分のイメージ通りのガンプラを作れる
以上のような感じでしょうか?
やはりガンプラを作るなら、自分の思い通りのかたちに仕上げたいと思うのがモデラーというもの。
実際の兵器みたいなリアルさを追求してみたり、設定画と同じ色合いや配色にしたい、 自分流の完全オリジナルカラーにしてみたいなど、作る人それぞれの表現を広げることができる。
それを実現できるのが塗装なんですね。
ガンプラを塗装するデメリット
一方で、塗装をすることは良いことだけではありません。
そのデメリットは、
- 時間と手間がかかる
- キット制作が失敗する可能性がある
- 追加の費用がかかる
簡単に時間とお金をかけず、失敗無く作りたい !と思う方は、わざわざ塗装しなくてもガンプラは楽しめます。
そう考えれば、塗装をすることはマイナスとも言えます。
その時間があれば、もっとたくさんキットを作ることもできますからね。
ガンプラは塗装しなきゃいけない!
ということはないので、 作る人が目指すかたちで、仕上げ方が変わってもいいということですね。
塗装をするのにふさわしい環境とは?
ガンプラを作るには、ある程度は制作環境を整える必要がありますよね。
ランナーから切り離せば、ゲートの切り取りカスが出るし、ヤスリがけをすれば細かなヤスリカスが出ます。
ゴミを散らかさないように新聞紙など敷いたりして、汚れないようにする方もいるのではないでしょうか。
塗装も塗料を使うので、なおさら汚れる可能性があることが、たやすく考えられます。
それでは、塗装をするにはどんな環境がベストなのか?をお伝えしますね。
① まわりに塗料が付かないように養生(保護)をする
先ほどお話ししたように、塗料は液体なので、かき混ぜているときに跳ねたり、塗料瓶を倒してこぼしてしまう事も考えられます。
何も敷かずに作業して、このようなことになったら目も当てられません。
家族からは批難轟轟です…
そんなことにならないよう、あらかじめ対策はしておくほうが、あなたのためです。
② 換気の良い場所
塗料はいろんな種類がありますが、どれも溶剤を使います。
水性塗料は水でも使えますが、元の塗料には溶剤が入っているのです。
ということは、多かれ少なかれ臭いがするし、長期的にみれば体に害があるかもしれません。
そう考えれば、換気をしながら作業することは大切ですよね。
③ 塗装ブースがあると便利
汚れ防止という点で考えると、塗装ブースで換気するのが一番いいですね。
全塗装やサフ吹きなどでエアブラシを使ったり、スプレー塗装をするのであれば、ぜひ使いたいところです。
しかし、 筆塗りや部分塗装ではそこまでの投資が必要?というのが正直なところですね。
“いさきち”も、エアブラシ塗装を始めた頃はベランダで塗装してました。
(ある意味換気してましたね)
でも冬の屋外塗装は寒さが厳しく、風があれば砂ホコリにまみれることもあって、塗装ブースの導入を決めたという経験があります。
購入は、作る回数や塗装の状況で考えてみるのが良いのではないでしょうか。
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ガンプラ塗装に必要な道具と注意点とは?
まずは塗装に必要な道具を揃えましょう。
僕はエアブラシ塗装を始めたいな
僕は初めての塗装だから、筆塗りの道具が知りたいな
ここでは筆塗り・エアブラシ塗装、それぞれの基本的な道具と、さらにワンランク上の作品を目指す追加道具をご紹介します。
筆塗りの基本的な道具
まずは、初めての塗装にピッタリ!の筆塗りをするときに使う道具をご紹介します。
筆
細かい部分の塗装に(000、00、0、1、2号や細、極細などのサイズを複数用意)
線を引いたり面も塗れる(3、4、6、8号や大、中など複数用意)
広い部分の塗装やデカール貼りの位置決めなどにも
塗料
初心者におすすめ(筆塗りで扱いやすい)
細部塗装やウェザリング、スミ入れに(エナメル溶剤でふき取り可)
乾燥が速く、エアブラシ向け(ラッカー溶剤で希釈)
溶剤
塗料を薄めたり、筆を洗浄したりする(塗料の種類が違うと使えないので注意)
筆洗いや器具洗浄専用の溶剤(うすめ液として使えないので注意)
その他
塗料をすくったり、混ぜたりする
塗料を混ぜる容器
塗装しない部分に貼って色がのらないようにする(曲面用、細幅など)
筆を安定して置くため
筆の洗浄&コンディショナー(筆が長持ちする)
ワンランク上の作品を目指すための追加道具
スポンジ | チッピングやぼかし表現に |
綿棒 | 筆跡の修正やウェザリングに |
メタルプライマー | 塗装しない部分に貼って色がのらないようにする(曲面用、細幅など) |
ブラシクリーナー | 筆の洗浄&コンディショナー(筆が長持ちする) |
塗装に関する記事はこちらでもご紹介しています
ガンプラ塗装をするときの注意点
塗装を始める前に、以下の点に注意することをおすすめします。
安全対策
- 十分に換気をする
- マスクや手袋を着ける
- 可燃性の溶剤を使用する場合は、火気厳禁
- エアブラシ塗装の場合は、有機溶剤中毒に注意
塗装環境
- 塗装ブースを使用する 溶剤の臭いや塗料のミストを大幅に減らせます。(ブース性能による)
- ホコリやゴミが少ない場所で塗装する ヤスリカスや改造時のパテの削りカスなども注意
- 湿度や温度に注意する(最適な環境は塗料によって異なる)
雨の日の塗装は特に注意が必要です。
レギュレーターはぜひ用意しておくことをおすすめします。
ガンプラ塗装くらいで?と思われるかもしれませんが、積み重ねで健康に影響が出るとも言われています。
また、部屋のホコリは、想像以上に塗料と共に吹きついてきます。
上記の注意点をちょっと意識するだけで、かなりリスク回避できますよ。
ガンプラ塗装前にやっておきたい準備と基本的な塗装方法【エアブラシ】
それでは、早速塗ってみようか!
ちょっと待って!パーツに塗装する前にやっといた方がいいことがあるよ
そうなんです!
キレイな塗装を目指すなら、いきなりパーツに塗装を吹き付けてはいけませんよ。
ひと手間かけることで、より良い仕上がりにできるのです。
そのひと手間をお伝えしますね。
塗装するパーツへの事前準備
塗装前にやっておきたいことは以下になります。
以上が下準備です。
やるやらないで仕上がりに大きな差が出るのです。
ガンプラに塗装する基本的な方法
モデラーさんによって、それぞれやり方があると思いますが、 ここでは簡単に基本的な方法をお伝えします。
基本的な塗装手順
- 塗料を調合する
ビン生カラーのまま使うならいいですが、 〇〇50%、△△20%のように、塗料を混ぜ合わせる場合は色調して、イメージした色に合わせていきます。
色ができたら、エアブラシで使える濃度に調整します。 - エアブラシで塗装する
塗料の濃さ、エア圧、吐出量を調整し、吹き付け距離や動かす速さに注意しながら塗装します。
塗装のコツ
・薄く、数回に分けて塗り重ねる
・距離と角度を一定に保つ - 乾燥させる
乾燥時間を十分に取ることも重要です。
乾燥前に触ってしまうと指紋がついたり、塗料が取れてしまうので手直しが大変ですよ。
塗装後にやるともっと良くなる仕上げ方
ここでご紹介することを追加でやると、仕上がりがグッとアップしますよ。
- デカールを貼る
*デカールを貼り、情報量を増やす
*マークソフターなどのデカールのりを使って、パーツに馴染ませる - クリアーコートを吹き付ける
*クリアーを吹き、表面を保護する(デカールの保護もできる)
*キットのツヤ調整が可能
*水性とラッカーがあるので注意
“いさきち”のおすすめは
クレオスのスーパースムースクリアーとガイアノーツのトップコート プレミアム
ガンプラは半ツヤでしっとり仕上げます。
このしっとり仕上げが、多少塗装が失敗しても、ないものにしてくれてすごくおすすめ! - 完成
*すべての工程が完了したら、完成!
このように、工程をプラスすることで完成度がグッと上がりますよ!
デカールの記事はこちらでも解説してます
塗装のよくある失敗と対策
塗装にチャレンジしてみると、いろいろ失敗することもあります。
初めての塗装ならなおさらです。
そこで、なるべく失敗しなくてすむように、パターンごとの対策をお伝えしますね。
これを知っていれば失敗しない!
よくある失敗と対策
よくある失敗 | 対策方法 |
塗った塗料が剥がれる | 下地にサフやプライマーを塗って、食いつきをよくする |
塗料を弾いてしまう | 塗料が薄すぎるので、うすめ液の量を減らして調整する |
筆塗り塗装がムラになる | 薄く重ねて数回に分けて塗る、筆を強く押し付けない |
塗装の乾燥が遅い | 乾燥の早い塗料を使う(ラッカー>水性アクリル>エナメルだが、塗料の種類や溶剤で調整可能) |
塗装が済んだらスミ入れも大切ですよ~やり方はこちらから
【初級者向け】ガンプラ塗装必須の道具と塗装方法で1ランク上の作品へ!まとめ
塗装を始めるには、いろんな準備や知識が必要ですが、けっこう簡単にできます。
細かなことは、やりながら覚えればOK!
まとめ
- ガンプラ塗装のメリットは自分のイメージで作れること
- ガンプラ塗装のデメリットは手間がかかること
- 塗装前のひと手間で完成度が大きく変わる
- よくある失敗も、対策方法を知っていれば安心!
ガンプラ塗装は時間と手間がかかりますが、それに見合った達成感と完成度を得られます。
本記事を参考に、ぜひ塗装に挑戦して、あなただけのオリジナルガンプラを作ってみてください。
それでは
Let's enjoy Gunpla more!
ガンプラは作ることに醍醐味がありますが、さまざまな理由で作ることができない
という方もいらっしゃいます。
でもガンプラはカッコよくて好き!!
飾って眺めながらお酒を飲みたいよ!!
そんなご要望にお応えしたくてガンプラ制作代行を始めました。
お任せ制作からご希望のオリジナルガンプラまで可能な限りご対応させていただきます。
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“いさきち”が作成した完成品をたまにヤフオク出品しているときがありますよ~
良かったらのぞいてみてくださいね。