この記事を読んでくれているあなたは、きっとカッコいい素組みガンプラを作れるようになっているでしょう。
素組みにも、だいぶ慣れたのではないでしょうか?
そんなあなたは、こう思い始めているのではないですか?
この部分はシールで色分けされているけど、シールのつなぎ目がカッコ悪いな
細かい部分とか奥まった場所は色分けできないな~
そう思ったあなたは、もう初心者からのステップアップ時期が到来していますよ。
そこで今回は素組みから卒業し、部分塗装を始める方法をお伝えします。
ガンプラ素組みから部分塗装仕上げへのファーストステップ
う~ん、これもそうかぁ
いままでは素組みで満足だったけど、だんだん細かい部分が気になってきた…
どうしたの?イサ兄ちゃん
このガンプラ、ここの部分って赤色なんだけど、色分けされてないんだよ
色分け用のシールもないね
だろ?
ここは赤にしたいんだけどなぁ~
そうです!こう思った時がステップアップのタイミングです。
何となくそう思った…
そう思っても、実は理由があるのですよ。
それって、こんなことがきっかけではありませんか?
部分塗装をしたくなる理由
理由その1
このダクトの中を黒くしたいなぁ~
多いのはこのパターンではないでしょうか?
肩口の大きめなダクトは、穴が開いてるはずなのにキット色のまま…ちょっと気になりますよね。
そういった部分の塗りつぶしをしたくなります。
その他にも、複雑に色分けされている部分は、シールだけでは再現できないので、キット色のままになってるパターンが多いです。
理由その2
ドムのモノアイを蛍光ピンクで光らせたいな
モノアイやツインアイ、カメラ部分、センサー部分などのキラキラした部分は色を付けて光ってるようにしたくなりますよね。
もちろんホイルシールが用意されている場合もありますが、頭部のカメラなど細かい部分用は付いていないことが多いです。
そういったキラッとワンポイントなところを塗装すると効果アリですね。
理由その3
このゲルググはアナベル・ガトー専用にしたい!
ガンプラにはバリエーションとして、エースパイロット専用機の設定があります。
お気に入りパイロットの専用機にしたいとき、機体はノーマルでも専用色になっていることが多いです。
つまり色を塗り変えれば専用機にできる!ということですね。
また、完全オリジナルでカラーリングを楽しむのもいいのではないでしょうか。
ガンプラの部分塗装に必要な道具3選
もう気持ち的には、塗装してみようかなぁ~となっているのではないでしょうか?
さっそく始めていきたいところですが、まずは道具をそろえる必要がありますね。
塗装するのに、これだけは必要というものをあげてみました。
コレがなければ始まらない:塗料
水性塗料
プラモデル用塗料にはいくつかの種類があります。
- ラッカー
- 水性
- エナメル
以上が主な種類ですが、最近はアクリジョン系もありますね。
ご紹介した塗料の中で、初めての塗装には水性塗料がおすすめ。
ニオイが少なく、乾燥もゆっくりなので筆塗りにちょうどいい塗料です。ふつうに塗るなら溶剤も必要なく、水で薄めることができるのもお手軽なところですね。
家の中でも安全に使えるように作られているので、絵具感覚でつかうことができます。
そのようなこともあり、初めての塗装には水性塗料がおすすめなのです。
コレもなければ始まらない:筆
筆各種
部分塗装がメインなので、筆先の細いものが多いです。筆は100円ショップでも売っていますが、筆先がまとまらなかったり毛が抜けてしまったりするので、プラモデル用の筆をおすすめします。
塗りやすさも格段に違いますよ。
画像上から
- タミヤ モデリングブラシ HF 平筆No.2
- GSIクレオス Mr.Brush FLAT No.4
- タミヤ モデリングブラシ プロ 面相筆 No.000
- 文盛堂 SUPER SABLE
- ゴッドハンド 玉ねぎ
- ゴッドハンド 面相S
さらにコレも必要です:塗料皿
塗料皿
“いさきち”が持っているものは結構古いもので、万年社の調合皿です。こちらは生産終了してしまったようですね…💦知らなかった…
現在はGSIクレオス製の金属皿などありますが、水を使う水性塗料ではお手入れをしっかりしないと、サビてしまうことがあるので注意です。
“いさきち”は持っていませんが、最近はPP(ポリプロピレン)素材の塗料皿もありますから、そちらを選んでもいいのではないでしょうか。
他にもあったら便利な道具はコレです
調色スティックは塗料をかき混ぜるための棒です。
割りばしなんかでもいいんですが、専用品はヘラ状になっていたり、塗料がすくえるようになっているので効率よく便利ですね。
金属製ですがサビたことはありません。
“いさきち”はタミヤですが、他のメーカーもそれぞれいろんな素材、形の色調スティックを出しているので、お好みでチョイスしてください。
水性ホビーカラー専用のうすめ液です。
メーカーサイト内でも薄めるのに水でいいと書いてあるので、なくてもいいですが、塗りやすさと乾燥の速さを考えると溶剤の方がいいとのこと。
“いさきち”も水で薄めていたこともありますし、筆を洗うにも水を使っていました。しかし塗料を薄めるには少し混ざりづらいのかな?と思ったのと、筆の汚れが落ちづらいので、結局は溶剤を使うことにした経験はあります。
“いさきち”が、ガンプラを再開したころの話…実はスポイトで塗料を吸っていました。
これはやらない方がいいです💦
スポイト内を洗うのは相当苦労しますので…😭
スポイトの使い方は、溶剤を吸って塗料に足すこと。
上の長いスポイトは400ml用GSIクレオス製で、下は100円ショップのものです
使い込んでいますが、現役ですよ(笑)
古汚くスミマセン💦
ニオイもないので水性塗装にちょうどいいですよ。
筆洗いにはこれ便利です。
塗料の付いた筆は水性なら水でも洗えますが、ブラシエイドなら汚れ落ちもいいし、リンス効果もあって筆が長持ちします。
洗い方は簡単で中に筆を入れて底にある凸凹にこすり付けるだけ。洗った後は水洗いして乾燥させます。
筆をよい状態に保つため、ブラシエイドで洗っておくことをおすすめします。
ガンプラ塗装についての記事はこちらでもご紹介しています
さっそくガンプラの部分塗装にチャレンジしてみよう
ステップ1 塗料の準備をしよう
まずは塗料の準備から始めましょう。
先ほど書いたように初めての塗装には水性塗料が一番使いやすいです。
- かき混ぜる前は2層になってます。
- かき混ぜている途中。
- かき混ぜるとこうなります。
塗料を調色スティックなどで良くかき混ぜます。
塗料はビンの中で上澄みと塗料、2つの層に分かれていることがほとんどです。
これをしっかりやらないと、ちゃんとした色にならないので重要ですよ。
ビンから直接筆にとるのはやめた方がいいですよ。
中の塗料が乾燥してしまいますし、こぼしたら大惨事です😱
塗料皿などに必要な分を取り出して塗装に入ることをおすすめします。
ステップ2 部品に持ち手をつけよう
部分塗装だとあまり感じませんが、持ち手がないと塗りづらいことがあります。
小さな部品とかは手で持つのも大変です。
きれいに塗装をするには塗りやすい状態にしておきたいですね。
こちらは“いさきち”が持ってる自作品です。クリップの大きさが大小2種類、棒の長さも長短2種類用意しています。
こちらも“いさきち”製です。目玉クリップにランナーを組み合わせたものです。
最近は市販品でいろんな種類がありますので、自作の必要がないかもしれませんね。
塗装のあとにどこに置くか迷うこともあります。
そんなことにならないように、あらかじめ部品に持ち手をつけて乾燥台に刺しておくことが大切ですよ。
“いさきち”は乾燥台に猫の爪とぎを使っていますが、持ち手の太さによって乾燥台の穴サイズを合わせた方がいい場合があります。
細い持ち手に対して、大きい穴の乾燥台ではグラグラして不安定なので注意が必要です。
模型用として同じような商品が販売していますが、サイズもいろいろあるので、持ち手との組み合わせてを考えて購入すると失敗しませんよ。
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ステップ3 さあ!塗ってみよう
さあ、塗ってくよ~
いよいよだね!
それでは筆塗り塗装のやり方を順番にご紹介します。
今回は頭部カメラを細い筆で部分塗装してみましょう。
- 塗料は濃すぎるとネバネバして塗れません。
水性塗料なら水でいいので少し薄めてみます。
爪に塗ってみて、スッと塗れるくらいがいいです。 - つぎに筆に適量取った塗料を、塗るというよりはチョンチョンとのせる感じで
塗っていきます。
強く筆で塗ると、筆あとがついてしまいきれいに塗れません。 - とりあえず1回目の状態。
ざっくりでいいでしょう。
少し乾かします。 - 2回目の状態。
同じようにチョンチョンと盛っていきます。塗るんじゃないですね。
強く塗ると1回目の塗料とれちゃいます。
だから盛るのがいいですよ。
(慣れてくれば筆先のコントロールで塗ることができるようになります)
部分塗装であれば、このような感じで塗装できます。
もう少し広く塗る場合は、しっかり乾燥させながら、平筆で塗る必要があります。
筆塗りでの全塗装は、また次の記事でお伝えしますね。
ステップ4 しっかり乾燥させよう
塗装が終わったら持ち手を乾燥台に刺して乾燥させましょう。
間違って触っちゃうと塗装が取れちゃいますからね。
部分塗装ならそれほど心配することはありませんが、余裕をもってしっかり乾燥させましょう。
ガンプラを素組みから部分塗装するためのまとめ
部分塗装ですごくカッコよくなったよ!
ワンランク上の仕上がりになったね
部分塗装をすると一気にリアルさが増してカッコよくなりますよね。
こういうワンポイントがけっこう効くんです。
細かいところをコツコツが大切ですね!
まとめ
- 部分塗装をしたくなるきっかけはちょっとした部分が気になったとき
- 部分塗装には塗料・筆・塗料皿があればいいが、プラスで道具をそろえるともっとやりやすい
- 初めての塗装には塗りやすくてニオイの少ない水性塗料がおすすめ
- 持ち手をつけると塗りやすくなる
- 細かい部分塗装は塗るよりチョンチョン盛るときれいに塗れる
これでステップアップしたガンプラが完成です。
実際のMSをイメージして塗装すると、プラモデルから本物に近づきます。
そしてよりカッコよくなりますよ。
素組みを卒業して、部分塗装でガンプラをもっと楽しみましょう。
それでは
Let's enjoy Gunpla more!
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